違和感の先に見えたもの

2018年4月12日。
シゲアキさんのクラウドを読みました。これから何も考えずただただ思ったこと、感じたことをつらつらと書きます。なんとなく書かないといけないような気がしたから。


クラウドの内容は、ライナーノーツsolo編。
シゲアキさんが各曲を聴いて歌詞やボーカルを深読みし、解釈していくというものです。なので私がこれから書こうとしていることはシゲアキさんの妄言にインスパイアされたものであり、決して真意ではない。真意ではないが最も真意に近い解釈だと思ってます。




何故このブログを立ち上げたか。
それは違和感。CDを手に取り実際に聴いた時に感じたこと。いつもの声とは違う、こんな声は聞いたことがない。歌詞もらしくない。まるで今までの姿が嘘であったかのように思える。本当の姿なのか。わからない。違和感。


色んなことをすっ飛ばしてますが増田さんのソロ曲『Thunder』について書いてます。


増田さんが如何にプロ意識が高い人であるか、シゲアキさんも言っていた通り説明する必要はない。
ただこの「プロ意識が高い」「自己を徹底する」という人物像は周りが勝手に作り上げただけのことだと思う。たしかに増田さん自身も意識しているに違いないし、意識しているからこそ周りもそう感じるのだと思う。けど増田さんはそれを軸にしていない気がする。アイドルとしての人格ができあがっているからこそ、その中で歌ったり踊ったり衣装考えたりバラエティに出たり、ラジオに出たりすることが無意識に楽しいのだろうなぁと思っていた。アイドルでいることが増田貴久の本質的な人格を作っているのだと思っていた。そう、思っていたんだ。誰に向けたのでもない。ただの心の叫びであってそれ以上でも以下でもない。


Am I still your star?
Still your charisma?
Am I still your hope?
Still your hero?

苦しかった。ライナーノーツを読んでからThunderを聴いて一番苦しかった。笑顔の裏で傷ついている増田さんを想像したら胸が苦しくて苦しくてたまらなかった。思えばまっすーはよく『俺らの歌が届いてたらいいなー』『俺らの音楽がみんなのハッピーに繋がればいいなー』LPSが発売された時には『どこで買ってくれたのかな〜と思うと…もう好き!』って。
ずーーーーーーっっっとファンを幸せにしてくれてたから。いつでもどこでもファンのためにアイドルでいてくれたから。ファンの作り上げた偶像でいてくれたから。だから何か抱えてることがあるんじゃないかと心配することも特に去年はたくさんあったけど、そんな素振りも見せずにずっと笑っていてくれた。苦しい。「まっすーはみんなのスターだよ、カリスマだよ、ホープだよ、ヒーローだよ。」なんて簡単に答えられない。
有料サイトなので引用はできないけれど、以前増田さんは『俺のソロの解釈も早く読みたい!』的なことを連載で言っていました。ある意味Thunderを解釈したのがシゲアキさんでよかった。増田さん自身から発信されるほど怖いものはないと思う。
でも、何でもない日に「いつもありがとう」と言ってくれるのは果たしてプロ意識からだったんだろうか。今まで言ってくれた「ありがとう」「大好きだよ!」はアイドルであろうとする自己のためか。私はそうは思わない。きっと全部本音で言ってくれていた。全部全部本当に感謝してありがとうって、本当に好きだから大好きだよって言ってくれていた。だからこそ苦しい。


初めて聴いたときの違和感の先には増田貴久の本当の心の叫び、雷、怒り、不安があったんだ。あくまでシゲアキさんの妄言。私の妄言。まっすーがどんな思いでどんな意味を込めて声に出しているのかはわからないけど、そんな景色が見えて少しだけ安心する自分もいた。アホな言い方をすると「増田さんも人間だったんだ…」知らないうちに彼を偶像に例えて人間になることを激しく拒絶していたのかもしれない。偶像こそが人間なんだと思い込んでいたのかもしれない。私が見てないだけで彼はずっと叫んでいた。そんな人間らしさを今回感じることができてどこかで安心している自分がいる。





「耳をふさぐな。聞こえるか?」



叫んでいる。叫びながら歌っている。


「当たり前のように雨は上がるの?」


Thunderの中で唯一柔らかな言葉。希望を探しているようなもがいているようなキョトンとしているような言葉。増田さんは今、青くて広い空の下にいるだろうか。雷の中にまだいるのならファンが救い出してあげることはできるんだろうか。違う。そういうことじゃない。今できることは単純に叫びを聞いてあげること。Thunderから逃げずに向き合うこと。叫び場をテレビでもラジオでもなく音楽のなかに閉じ込めた増田貴久を抱きしめてあげること。いつも増田さんがファンの叫びを受け止めてくれたように。